純度100%カナディアン・サップ・ウォーターSapsucker

ここのところの毎朝の習慣になっているサップ・ウォーター。

そろそろ冬が終わるかという3月末になると、東部カナダではその年の初物メープルシロップが店頭に出回ります。気温が4度まで上がるのを合図に厳しい冬を耐えたサトウカエデは樹液を出しはじめ、メープルシロップの生産が始まります。この樹液を飲めるようにしたのがサップ・ウォーターです。根強い健康ブームと、溢れるブランド水の中で今、サップ・ウォーターはごく一部で「新たな健康水のジャンル」として注目を浴びています。

サップ・ウォーターは煮詰める前の純粋なメープル水。数年前にアルゴンキン公園の湖のほとりで早朝、キツツキが音を立てて木の幹をつついていました方が、あれはこの樹液が目当て。商品名となった Sapsucker は鳥の名前で、和名でシルスイキツツキ。尖ったくちばしで樹に穴を開け、そこから流れ出るミネラル豊富な甘い樹液を主食にしている鳥です。森の中に住む野鳥や動物たちにとって、栄養豊富な甘い樹液はごちそうなのだそう。あれはおいしい樹液を吸うためだったのですね。

40リットルの原液から1リットルのシロップが生まれます。日本ではエクストラ・ライトが人気ですが、煮詰める前の自然のままの純粋なメープル水を殺菌してボトル詰めし、森から遠く離れた都会に住む私たちが飲めるようにするというのは、超エクストラ・ライトと言えそうです。

“One touch of nature makes the whole world kin.”

—Shakespeare

製造元のウエブサイトには、シェイクスピアの「トロイラスとクレシダ」の第三幕に出てくるユリシーズのセリフが紹介されていました。直訳的にすると、大自然にほんの少しでも触れる時、まわりの世界すべてが親しみを帯びたものに変わる、と言ったところでしょうか。16世紀に書かれた戯曲の有名な一節です。彼らは実際、森の中でこの水を飲みながら長く生活をしているのだそう。健康に良いサップ・ウォーターが販売可能であるという時代が来たと気づいたことから、施設を整え都市部への流通が始まりました。

樹液が生まれる4度という温度が鍵。冷蔵庫でよく冷やして口に含むと、ほのかな甘みはまさにあのメープルシロップの香りがします。トロントでは、Whole Foods で販売されていますので、興味のある方はぜひ。

http://www.sapsucker.ca/

1件のコメント

  1. え〜飲んでみたい〜〜
    今日見た日本の番組では、埼玉に楓がたくさん植えられていて、そこからメープルシロップが作られているとか、、それが、カナダの薄い色のシロップに比べて濃くて美味しいって言ってたの。
    わかってないなぁ〜と思う私でした。

    いいね

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