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カナダオーロラ観光まとめ

私のオーロラ初体験は、世界的なオーロラ・ブームとなった2012年。トロントから国内便を乗り継ぎ、カナダのオーロラを見にイエローナイフを2度訪れました。この都合3度の経験をもとに、カナダのオーロラ観光についてまとめてみたいと思います。

カナダのオーロラ観光シーズンは? 何泊必要?

オーロラの観光シーズンは、冬(12月〜3月)が有名ですが、夏/秋シーズン(9月〜10月)も可能。年2回チャンスがあります。

オーロラが出現する時間帯は、日没後。北極圏に近い所での日没はかなり遅く、空が完全に暗くなるのは時間帯としては夜中。オーロラ観光は深夜から明け方にかけてになります。オーロラが出ていると、空が暗くなると肉眼でもわかるほど。出ていない場合は、出てくるまで延々と待つ、そんな感じです。

オーロラは自然現象。見るための絶対的な条件は、「空に雲がかかっていないこと」。晴天率と呼ばれますが、参加した日程がどれだけ晴れるのか、という確率が重要。冬がオススメなのは、晴天が比較的多く続くことが最大の理由になります。それでも滞在期間に雪や曇りだったという話も聞きますが、3泊を確保できればこういうことも避けられる可能性が高いと思います。

カナダの代表的なオーロラ観光地は?

極北と呼ばれる地域で見られる自然現象。まず有名なのは、カナダ中北部のイエローナイフ。その理由は、先ほどの「高い晴天率」。日本からのツアーが充実していて、時間になるとバスで迎えに来てくれるサービスが有名です。

さらに、カナダ北西部のホワイトホースとドーソンシティーも、美しいオーロラが見える「知る人ぞ知る」観光地。日本からのツアーは徐々に増えているようです。

シーズン別の防寒具は?

秋のオーロラは日本の冬の防寒具でも大丈夫な気温(ほぼマイナスにはならないか、マイナスになっても10度まではいかない)です。従って、湖に映る逆さオーロラを見ることができます。気候的には冬より格段に凌ぎやすい、と言えるでしょう。それでもヒートテックをしっかり着た上に、スキー仕様の上下に手袋・帽子を日本から持ってくる形になります。こうしておけば、快適にオーロラ鑑賞ができます。

一方冬は確実にマイナス20度は越えてきますから、完全防寒が必要です。ツアー参加の場合は、マイナス20度以上にも耐えることができる防寒具のレンタルが含まれている場合が多いので安心です。それでもインナーの工夫は必要で、特に腰周りと足下は15分以上外にいると厳しい寒さに凍えてきます。オーロラビレッジなど日本発のツアーの場合は、この辺は至れり尽くせりなので、申し込みの際に良く確認しておくと良いでしょう。

いずれにせよ、個人でふらりと訪れるようなものではありませんので、旅行代理店などとよく相談してツアーに参加するのが良いと思います。

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余談ですが、2012年に撮影した写真は縁あって「地球の歩き方 2012-13年カナダ版」の特集ページに掲載され、同時に「コンデジで撮るオーロラ」の解説ページも担当させていただきました。その後「地球の歩き方 カナダ版」「カナダ西部版」には連続して使っていただきました。三脚さえあれば、コンデジでもオーロラはしっかり撮れますので、ぜひカメラを持って行かれることをオススメします。

2013年秋のホワイトホース&ドーソンシティーはカナダ観光局のメディアFAMチームの招待旅行。上の写真はカヌーで有名なユーコン川。水量が多く、緑色をした川の水面が印象的でした。

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ナイアガラからGOバスと列車で輪行

Bike Trainを使ってナイアガラまで輪行した後、トロントに戻った時の経験を書いておきます。

駅に戻ったのは3時前でしたから、滞在時間は約4時間でした。トロント行きの直通列車は午後7時過ぎ。さてどうしようかと思っているとちょうどバーリントン行きのバスがいたので、乗ることにしました。

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後から調べてわかったことですが、ナイアガラの直通運転が行われる週末(金〜日)限定で、バスも快速が走っているようです。これが時刻表のスクリーンショット。赤の四角で囲った部分が、私が乗ったバス。通常1時間半かかるところを、12Bというバスは1時間5分で行きます。「S」というのはシーズナル(季節限定運行)の意味です。1時間に1本、各時刻の17分に出発と覚えておくと良いでしょう。

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運転手さんに折りたたんだ状態の自転車を見せて聞くと「そのまま乗っていいよ」と。とてもフレンドリーな人で良かった。バスは揺れますから、手で押さえている必要があります。

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2階建ではないバスの場合は、こんな風になってしまい、折り畳み自転車は荷物室行き。この場合、輪行袋が必要です。

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2階建バスは車内が広く、

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1階部分にこうした席があるので、なんとかなります。今回はラッキーでしたし、バスの車内が空いていましたから、ラクラクでした。時間帯などを選ぶ必要がありそうです。

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バーリントン駅からは、今度は鉄道。GO Train に乗りトロントに向かいます。

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ホームはこんな感じです。事前にホームの番号は確認しておきます。

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20分ほど待っていたら、列車がやってきました。

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乗り込みます。だいぶ慣れました。

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うつらうつらしていたら、トロントに到着です。振り返ってみると、週末の GO Transit は自転車に対してとても優しいことがよくわかり、初心者の私でも全くトラブルに出会わず、スムーズでした。折り畳み自転車だったこともありますが、特に帰りのバスがエクスプレスだったのが幸いしたようです。

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トロントからナイアガラの滝まで輪行(Bike Train Ontario)

トロントから近い、世界的観光地ナイアガラの滝。今回は、鉄道と自転車で向かう方法について書いてみます。

トロントからナイアガラと言ったらだいたいクルマでの移動ということになるわけですが、今回は珍しい鉄道を使ってみたいと思います。始発はユニオン駅。定期路線はVIA鉄道が毎日運航をしていますが、今回は夏季限定でナイアガラ行きの直通列車を走らせている Go Transit を使います。

Go Train ナイアガラ直通列車

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これがシステムマップと呼ばれる路線図ですが、ナイアガラ行きのラインは下の方に伸びている点線の部分になります。

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普段は Burlington とトロント間が鉄道で、ナイアガラまではバスに乗り換えが必要ですから点線になっているというわけです。

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GO を使ってナイアガラへ向かう理由は、運賃の安さ。往復で37ドル50(税込)は、同じ路線を走る VIA 鉄道の往復88ドルに比べて半額以下ですね。もともと GO Transit は通勤に使われる鉄道+バスの公共交通機関システムですから、運賃が安く設定されています。これはありがたいですね。実際に窓口で往復を買ったら、DAY PASS 扱いになって43ドル50でした。このDAY PASS というのは、決められた区間内であれば自由に乗り降りできるというチケット。あちこち回るのには便利です。その分6ドル高くなっちゃったんですね。窓口の係員が気を利かしてくれたのでしょうか? 次回は安い PRESTO を試してみたいところです。

スケジュールは?

ナイアガラ直通列車には「Toronto-Niagara Seasonal GO Train Bike Train Route」という特別な名前がついています。実はこの列車、自転車を積み込むことができる車両を備えたバイク・トレイン。客車の中に、自転車ラック(駐輪施設)がある特別仕様。駅を降りた後に、自転車でナイアガラを観光できるよう、鉄道と自転車を組み合わせた「バイク・トレインプログラム」の一環として2007年にVIA鉄道と組んで始まったプロジェクトです。

この列車は季節運行なので、その年によって日付は微妙に変わります。基本の運行スケジュールは、金/土/日/祝日の限定運行。スタートは、5月末のビクトリアデー連休の金曜〜月曜の4日間限定運行。その後は6月後半から9月初旬までの週末運行。最後は10月初旬の収穫感謝祭連休運行になっています。

出発スケジュール

金曜日夜の出発便はそれぞれ1便のみ

トロントユニオン駅出発 午後6時20分

ナイアガラフォールズ駅出発 午後8時40分

土/日/祝日出発はそれぞれ3便

トロントユニオン駅出発:午前9時、午後4時18分、午後8時10分

ナイアガラフォールズ駅出発:午前8時半、午前11時半、午後7時20分、午後10時30分

停車駅

トロントユニオン駅、エキジビション駅、ポートクレジット駅、オークビル駅、バーリントン駅、セントキャサリンズ駅、ナイアガラフォールズ駅

所要時間は約2時間ですから、朝9時の列車でトロントを出ると到着は11時頃。帰りの列車が夜7時20分あるいは10時半発ですから、たっぷり遊ぶ時間がありそうです。

最新情報は、下記ウエブサイトを必ず確認してください。
https://www.biketrain.ca/toronto-niagara
http://www.gotransit.com/public/en/travelling/startwithgo/niagara/

バイクトレインへの乗り方は?

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チケットを買ったら、コンコースのディスプレイでチェック。ほぼ20分前に4番線という表示が出ました。この列車はかなり前からホームに入っているなという感じがしました。

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ホームに上がると、こうした表示が目に飛び込んできます。これは自転車専用車両。

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こういった形で、自分で自転車を車両に乗せてゆきます。

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車両内部はこんな感じになっています。完全に座席が取り外されていて、自転車仕様に改造されています。これはすごいことだと思います。

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バイクラック(自転車置き場)。後輪をここに挟んでください、という表示です。

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車両を見ていたら、係員が「あなたの自転車は折り畳みだから、車両のどこに持って行ってもいいよ」と。大きな自転車で乗り込む人のスペースを占有しても、と思ったので、こんな風に前にスペースのある座席に落ち着きます。

St.Catherines を越えたあたり。右手にナイアガラ丘陵地帯が見えてとてもきれいでした。

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約2時間でナイアガラ駅に到着。輪行は無事終了。これが自転車専用車両の外観です。

駅で記念撮影。まずはひと段落です。

ナイアガラの滝を目指します

ここからナイアガラの滝まで自転車だと約15分。駅を後ろに見て左手に進むとすぐナイアガラ・パークウエイに出ますので、そこを右折してまっすぐ行くとナイアガラの滝です。徒歩だと30分ほどかかるので、自転車でなければ駅の正面にあるバス乗り場から WEGO バスを使ってナイアガラの滝へアクセスします。

ブロンプトンを買った時からこれはやってみたいと思っていたので、一つ目標実現です。さらにダッファリンアイランドまで行き、休憩して戻ります。

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今度は来た道を戻り、駅に通じる道をやり過ごしてナイアガラ・レクリエーショントレイルを走ります。

ルートとしてはこんな感じ。ナイアガラ川沿いを走ります。緑がきれいで、鳥のさえずりを聞きながらのサイクリングは、なかなか楽しかったです。

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ブロンプトンでトロント TTC 輪行(ストリートカー)

トロントの街を走り回る、名物赤いストリートカー。今回はこのストリートカーとブロンプトンを使った輪行について書いてみたいと思います。

押さえておきたい基本ルールとコツ

市内を走る公共交通機関のTTCの輪行は、平日はラッシュアワーを除く時間帯、週末は全日が許可されています。ただこれは折り畳みではない普通の自転車を持ち込む場合のこと。折り畳みについては規定はありません。現実的に一番問題になる混雑の具合と車両の大きさについて考えてみました。

まずは混雑。TTCはかなり混みます。午前10時以前と午後5時~7時頃の時間帯に持ち込むのは、折り畳みであっても現実的ではないと思います。輪行をする場合は、この時間は避けるべきでしょうね。

次に車両の大きさ。バスと旧型のストリートカーは特に車内が狭く、折り畳みであっても置き場所に苦労します。地下鉄の場合車両自体には問題はありませんが、混雑する駅構内を移動しますから念のため輪行袋に入れるというのがエチケット的にベストだと思われます。

一方 Flexy と呼ばれる新型ストリートカーは車両も広く、後部車両には自転車専用のラックがありますから、輪行にも配慮があって乗りやすいと思います。

新型ストリートカーに乗ってみました

こうしたことをふまえ、以前から考えていた TTC 初輪行を実行に移してみました。目的地ですが、以前は行くのが不便だったディスティラリー地区にストリートカーが開通したというニュースを耳にしたので、様子を見る目的で行きは自転車、帰りを輪行と計画してみました。

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ストリートカーのルートは、従来のキング・ストリート線がCherry St で分岐し、南下してDistillery 行きになるというもの。確かにキングを走っていたら、こんな風に南へ下るストリートカーが頻繁に見られました。

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自転車でのんびりダウンタウンを走り、ディスティラリーに到着。ちょうど東側の広場に Distillery roop と呼ばれる新駅が作られていました。ここなら目の前ですからとても便利ですね。この路線に新型ストリートカーが走っているのを見かけていたので、何台か旧型をやり過ごして乗ってみることにしました。駅名がループというのは、ここで車両が一周して向きを変えるため。こんな風にぐるりと回ってやってきます。

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ストリートカーは PRESTO カード対応、すべてのドアから乗車ができるので、空いているドアからまずは乗車。

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乗車する際にカードをタップ。

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新型車両には専用の自転車ラックがあります。

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こういう感じです。

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見ていると、ここが一番おさまりが良さそうだったので場所を移動。

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もう一つ壁側に押し込むと固定され、車両が揺れてもしっかりホールドされるようになりました。座席の後ろにすっぽりと入るため、ほかの乗客にも迷惑をかけずにすみ、良い場所だと思います。ドアの隣なので、降車時も便利。やはり空いている時間帯がいいですね。

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ブロンプトンで輪行〜GO Transit 編

愛車を手放してから徒歩、自転車と鉄道をよく使う生活スタイルに代わりました。今回はプチ遠足気分で行ったカナダ初輪行について書いてみます。

GO Transit に乗るのも実は初めて

いつものように、Google Mapでルートの確認です。今回の目的地は、Port Credit。風光明媚な港町です。トロントから近場で気分転換ができ、自転車も持っていける場所をと探しているうちに、この街が出てきました。距離的には家から自転車→駅→列車→駅→ポタリング、こんな感じで朝9時過ぎに家を出てお昼頃に戻ることができそうです。

Port Credit までは、 GO Transit が運営する近郊鉄道 GO Train というトロントと近郊都市を結ぶ列車を使います。18年もトロントにいて、この列車に乗るのは今回が初めて。乗り方を調べる所から始まりますが、こういう初めて体験も、良いものですよね。

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いつものように家からブロンプトンに乗ってユニオン駅まで行き Port Credit 駅までは30分ほどの輪行となります。料金は往復約13ドル(現金払い)と、お財布にも優しいところが大げさでなくていいですね。週末(土・日)は駅構内は人がまばら。ブロンプトンは畳まず構内を引いて歩いていてもそれほどじゃまにはなりません。

ざっくりとした乗り方

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GO のプラットフォームへは、ユニオン駅正面を入り階下の York コンコースに降ります。

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乗車時に Presto カードをタップ。カードがなければ、あらかじめ券売機で往復チケットを買います。

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トロントから Port Credit へ向かう列車は Lakeshore West 線。路線図の赤のラインです。

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電光掲示板で時間になるとホームの番号が表示されますので、それに従いホームに上がります。

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ユニオン駅のホームからの眺め。

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週末の始発、しかも下り線でしたので、車内はガラガラでした。GO Train は不思議な構造で、ドアを入るとそこが1階。左右に階段があり、中二階のような座席が少しあって、さらに上がると2階部分の座席になります。

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周りの人の迷惑にならないよう様子を見て、空いている車両の4人席にとりあえず座ってみます。GO Transit の規則を読むと、ブロンプトンのような折りたたみ式自転車はどの時間帯でも持ち込み可。特に輪行袋に入れるようにとして求められてはいません。通勤が主となる近郊快速列車のため、荷物を置くスペースはありませんが、日本では考えられない状況ですね。もちろん鉄の塊ですから周りの人の迷惑にならないよう、特に子供達が車内にいますから取り扱いには気をつけるというのはマナーでしょう。

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車窓からの風景です。

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さすがに一人で4人席を占領するのは気が引ける状況になりつつあったので、ドアの横に移動します。

駅に到着してから

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駅に着きましたので、降ります。重量は約10キロですが、サドルの部分を持って運ぶのに特に苦労はしません。取り回しがとてもラクです。駅構内は意外に階段が多いので、できるだけ乗客がすべて出てしまった頃を見計らいつつ、周りを見ながらブロンプトンを運びます。余裕を持って行動すれば、不意に人にぶつけてしまうこともありません。

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目的地の駅に着いたら、もう一度端末に PRESTO カードをタップ。端末は駅のホームかこう言った待合室にあります。これで料金が確定します。

Port Credit は美しい港町でした

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駅を出ると正面に、オンタリオ湖が見えています。Port Credit は駅とダウンタウンが非常に近いので、行動範囲は必要最小限。助かります。自転車モードにして、スタートです。

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お天気が良かったので、サイクリング日和でした。鳥のさえずりを聴きながら、湖畔を歩いたり走ったりしてみます。午前中の早い時間に出たので人がまばらなところが良く、トロントに比べると圧倒的にゆったりとした時間が流れているところが気に入りました。オンタリオ湖畔は整備されたトレイルになっていて、大変走りやすかったです。トロント市内はとにかくポットホールという穴がいっぱい空いていて気を使いますが、ここはそんなことはありません。

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Port Credit は古くからカナダ・ファーストネーションズの人々が住む港町で、18世紀にはフランス人の毛皮商人たちの拠点でしたが、19世紀になるとイギリス人の入植地となったという歴史があります。ところどころに解説のパネルなどもあり、それらを読みながら川沿いを走るとなかなか楽しいです。

トロントに戻ります

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ホームに上がる時に、カードをタップ。列車は30分おきにやってきますので、鳥のさえずりを聴きながらのんびりホームで待つことにします。

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下り線がやってきます。

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上り線の列車がやってきました。

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車両には、自転車と一緒に乗り込むことができる座席が用意されています。見分け方は、車両のドアの外側にある自転車のマーク。

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ちなみにこちらはダメ。

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中に入ると、ステンレス製のポールが2本立っています。この外側に自転車を2台立てて良いですよ、ということです。私の場合は折り畳みなのでイメージとしてこんな風にしてみましたが、実際は大柄な自転車がここに並ぶことになります。GO Train の場合輪行袋に入れなくてもよい、と規約にありますが、この辺は列車の混み具合など臨機応変に考えても良いでしょうね。

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帰りも約30分で到着。駅の外に出て再び自転車モードに戻し、家まで帰ります。規定では GO Train には自転車を持ち込んでも構わないと明記されているので、特に今回のように輪行袋に入れずにそのまま乗り込んでも問題ありません。それでも周りを見ながら、あまり乗客が多いようだと念のために袋に入れておいたほうが安心かもしれませんね。もちろん乗客が少なければ、今回のようにしてもまったく問題はありません。

折りたたみ自転車はコンパクトですから持ち運びがラク。鉄道と組み合わせると行動力が上がるので、今回のような輪行はとても良いと思います。

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トロント PRESTO カード購入とチャージ法 2018

トロントの公共交通機関も近代化されてきて、少しずつ東京にいる時のように乗りやすくなってきました。今回はその立役者である PRESTO システムについて書いてみます。

この記事の目次

最初にこのブログを書いてから少し時間が経ったので、2018年5月現在の状況に合わせてアップデートしました。

PRESTOとは?

PRESTO はプリペイド式のスマートカードです。チャージしておいた金額が、乗車時にカードリーダーにタップされる度に引き落とされます。日本では SUICA や PASMO が広く普及していますが、PRESTO は、トロント及び近郊都市とオタワで広く使用されています。

ちなみにモントリオールとケベックシティでは OPUS という別なカードがあり、互換性はありません。

カードデザインは3種類(機能は一緒)。一般的なのは、グリーンのカード。黒のカードは、指定の Shoppers Drug Mart で入手可能です。UP Express 開通記念オリジナルデザイン・カードがありましたが、現在は販売されていません。

乗車できる交通機関

トロントでは TTC(地下鉄・バス・ストリートカー全線)、近郊都市を結ぶ GO Transit(バス及び鉄道)、空港鉄道 Union Pearson Express(UP Express)になります。

カードの入手方法

公共交通機関を中心にトロント旅行を考えているなら、PRESTO カードを入手することをオススメできるほど普及しました。

旅行者にとって最も手軽なのは、トロント国際空港 UP EXPRESS 乗り場手前にあるこの券売機を使う方法です。(買い方の詳細はこちら

2018年6月現在、新型多機能型(左)の地下鉄駅への配置が始まりました。この機種は、現金(カナダドル)も受け付けるのと、カードが買えます。現金しか手持ちがない(旅行などで来ていてやたらとクレジットカードを使いたくない)場合この端末を探すか、ユニオン駅のヨークコンコースの GO 窓口に行きます。

窓口で買う場合は、ユニオン駅地下の York コンコース(待合所)にある販売所に行きます。カード代として6ドルかかり乗車賃として最初にチャージをしますので、20ドル札を出しこれでお願いします、という方法が簡単です。

カードの使い方

TTC は運賃が一律料金のため乗車時にカードリーダーにタップします。降車時(駅の改札を含む)はタップする必要はなく、そのまま外に出ます。

GO Transit と UP Express の場合は区間によって運賃が違うため、乗車時と降車時にそれぞれ1度ずつタップして料金を確定させなければなりません。

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なお UP EXPRESS を使ってユニオン駅から空港へ向かう場合、必ず「TO AIRPORT」サインのある端末にタップしてください。車内では必ず検札がありますので、カードを提示してください。

残高不足で乗車しようとすると、「x」マークが出て知らせてくれます。地下鉄駅と新型ストリートカーの場合は、必ず付近にチャージ機があります。注意したいのは、旧型ストリートカーとバスはその場でチャージができません。残高については覚えておく必要があります。

残高照会とチャージの手順

残高照会は、駅にある端末にカードを挿して行います。

カード利用者が増えたこともあり、アプリが数種類発表されて便利になってきました。各アプリの比較をこちらに書いてみました

以下グリーンのチャージ専用機でのチャージをご紹介します。

動画を作ってみました。以下はステップごとの解説です。

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最初に画面をタッチしてスタート画面を出すと、左下にカードを挿すように指示されます。

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PRESTO カードをこのように入れます。

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こういう画面が出てきます。

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右下のボタンを押します。

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チャージ金額を決めたら、画面をタッチします。

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先に進みます。

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レシートがいるかどうかを聞いてきます。

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支払いもタッチ式。

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チャージが完了したという画面が出たら、PRESTO カードを抜きます。

リロードの機械がある駅のリスト:

https://www.prestocard.ca/en-US/Pages/ContentPages/SSK.aspx

PRESTO カードにどれくらいの残高があるかについては、こちらに書きました。

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ケベックシティーの地ビール探訪

ここ数年、カナダ各地では盛んに地ビール生産が行われています。西はバンクーバーからトロントのある東部カナダまで、実に個性的なビールが生産されていますが、ケベックシティは、カナダビールの歴史の中では最古に匹敵する歴史を持っています。

トロントにいるとなかなか手に入れることができないので、現地で調達するしかありません。

最初に訪れたのは、専門店。「L’AXE DU MALT(http://www.laxedumalt.com/)」。

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お店の外観はこんな感じ。中に入ると、最初の写真のように所狭しとケベックビールが集められていて、一本から買うことができます。

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トロントではまだまだですが、ケベック州ではスーパーでビールを販売しています。ここでは一般的なものが多いですが、とりあえずのブランドは揃っています。

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ケベック州でリカーストア(酒屋)は「SAQ」と呼ばれています。

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こちらでは珍しいベルギー・ビールの OVAL が売っていました。まあ普通に飲もうと思ったら、ベルギー・パブで飲めるんですが・・・

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ビールが揃ったので、実はマーケットでツマミを買っておきました。

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ホテルに戻り、買ってきたビールを並べて一人試飲会を開催。

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このシロクマのラベルはケベック州ではどこにでもあるのですが、このグラスはレア。わざわざ取り寄せておいたものを持ち込んで、飲んでみました。結局1泊2日この旅ではレストランには入らず。こんな感じで過ごしました。

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【検証】カナダ版 iPhone X に Suica を入れて日本で使うとどうなるか

カナダで買った iPhone XSuica を入れた後、日本に持って使ってみて気づいたことをまとめてみます。

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カナダで売られている iPhone X は北米仕様

海外から持ち込む技適外の携帯は、90日間のみ使用可です。残念ながら、北米仕様のXは技適を受けていませんので、ドコモなど日本の携帯大手が販売している sim を挿しても正しく動作しません(データ通信ができない)。

これが判明したのは、妻用にカナダで買った X に日本で使っている 日本用 iPhone で使っている DOCOMO の SIM を抜いて入れてみたところ、動作せず。DOCOMO のサポートに電話したり、販売店まで行く大騒ぎとなりました。それでも、原因の特定には至りませんでした。

仕方なく自分で調べたところ、日本とカナダの iPhone X は厳密には型番が違う仕様になっていることが判明。試しに長男が使っている AU も同じくやってみましたが、使えませんでした。同じ機種でも型番が違うという微妙な仕様設定が、こういう状況を作り出しているようです。

日本で使える SIM のこと

こんな事情があっても、外国人向けに日本で販売されている1週間〜1ヶ月使える SIM は、指定のプロファイルをインストールすることで、問題なく使えます。さらに私の場合一時帰国用に年間契約している MVNO の umobile のデータ通信 SIM を持っていて帰国時に SIM の差し替えをして使うのですが、今回これを刺したら通りました。

結論としては、カナダに生活の拠点があり日本との間を行ったり来たりするのであれば、カナダでアンロック済みの iPhone を買って、MVNO の SIM を入れて日本で使える可能性は高いといったところです。なお MVNO でも動作保証はありませんので、要注意です。

SIM が通れば、SUICA は普通に使えます

前置きがながくなりました。SIM さえ通れば、日本のスマホと同様に使えます。入れておいた SUICA も正しく動作します。残金がリアルタイムにわかるのが便利ですね。チャージは、セブンなどコンビニで行います。

JR の駅でピンク色の新型のチャージ機があったら、これも使えます。秋葉原に1台あって、滞在中は良くここを利用しました。右下にあるトレイに iPhone X を置くと、ケースをつけていてもカードを認識します。大阪に行った時、トレイにカバーが付いていて、それを閉めないとチャージができない機種がありました。この場合は難しいでしょうね。東京のものは iPhone 可でした。

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ケベックシティーの採れたてメープルシロップ

LEVIS からのフェリーを降り、VIA鉄道のケベックシティ駅を見物するためGoogle Mapで見ると徒歩18分と出ていますので、散歩としました。5月初旬でしたがこの日はお天気がよく、歩いていると汗ばむほど。ラッキーでした。

ブラブラと歩いていると、目の前にマーケットが。

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旧港(Old Port)のマルシェですね。その街を知るためには市場に行け、とか言われますが、ここはどんな感じか立ち寄ってみる事にしました。

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ケベック州といえば、カナダのメープルシロップ最大産地として有名ですよね。トロントでは見かけない樽型の缶入りを見つけました。

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もう一つ、こんな変わったパッケージも。メープルシロップといえば缶や瓶が定番ですよね。これはトロントでもみたことがないパッケージです。

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ホテルに帰り、早速このパッケージの実力を確認・・・

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これ、とても便利で、この後家に持って帰り何度も継ぎ足しては使っていました。私の知るところでは、これはケベックに来ないと手に入らないんじゃないかと思います。

というわけで、思わぬところでの収穫があって良かったです。

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早春のケベックシティ、フェリーで地元パブへ

久々のケベックシティ。今回は、特に準備をせず宿泊したホテルで「美味しいケベック・ビールを飲みたいんだけど・・」と聞いて、オススメのパブに行ってみました。

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有名な観光地巡りじゃない旅を、と地図を広げてココと言われたのは、聞いたこともない対岸の街 LEVIS でした。「フェリーに乗って、歩いたらすぐ・・・」という非常にざっくりとした情報で、ビールを飲むのならここのパティオがいいと強く勧めるので、早速出かけることにしました。

モントリオールでも街の観光案内所に行って聞いたりする経験から、こうした情報は人によって玉石混交で「さて、この人の言っていることに従って数時間を過ごす価値はあるだろうか・・・」と考えるのも楽しみ。今回は乗ってみることにしました。理由は特にありませんが、話している時に感じた人柄でしょうか。

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ホテルに着いたばかりで自分のいる場所も定かではない中、土地勘をつかみたいという気持ちの中で思い歩き始めると、宿泊している場所が有名なシャトーの真裏だということがわかり、がぜん位置関係が分かってきます。フェリー埠頭を上から確認。フニキュラ(Funicular)というケーブルカーのようなものでローワータウンを経由し、もらった観光地図を頼りにフェリー乗り場に向かいます。

フェリーに乗り、知らない街へ

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これがフェリー乗り場の建物。Traversiers という会社が運行しているフェリーです。正式名はケベック州政府が親会社の The Société des traversiers du Québec (STQ) 。幾つもの路線を持っていますが、ケベックシティと LEVIS 間は1キロを12分で結びます。スケジュールは30分間隔のようです。

ウエブサイトを後で見たら、こんなムービーが上がっていました。冬に乗ってみたいですね。
https://www.traversiers.com/en/home/

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入り口のパネルはすべてフランス語ですが、フェリーと人の絵が書いてありますから、ここが人の乗り場であることがわかります。

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ここを入り乗り場がある2階に上がると、Leifur Eiriksson という人物を記念するモニュメントがあります。説明文を読むと、カナダは紀元1000年にアイスランド人の冒険家エリクソンによってカナダが世界で初めて「発見」されたという伝説が披露されています。実際バイキングがカナダにやってきたのが同じ頃。ランス・オ・メドーの海岸に朽ち果てた小屋があり世界遺産になっていますが、こうした史実がエリクソンの伝説を真実の物語と考える理由にもなっています。

このモニュメントは、ケベック市制定400周年を迎えた2008年にアイスランド共和国の大使によりケベック市との友好の証として寄贈されたものだそうです。カナダがヨーロッパ人の入植地となったのは16世紀のこと。歩いていると、こういうものに出会うところが面白いですよね。

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このモニュメントの先にチケット販売の窓口があります。

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往復を買います。片道$3.55ですから、往復で$7.10払っていますね。キャッシュあるいはVISAのみです。

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しばらくするとフェリーがやってくるのが見えます。

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買ったチケットは、こういう改札でスキャンして中に入るようになっていました。赤く光っている所にチケットを差し込むと、バーコードをスキャンするというわけです。OPUS カードも使えるようでしたから、モントリオールで買ったのを持って来ればよかったと悔やんでも後の祭。家に置いてきてしまいました。ケベックはモントリオールと公共交通機関のスマートカードが共有されていました。

いよいよ乗船

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このルートに就航しているのは、N.M. Alphonse-Desjardins と N.M. Lomer-Gouin の2隻。乗船したのは、1971年建造の Alphonse-Desjardins。全長約66メートルのフェリー船は590人乗りでクルマは54台収納可。大型船です。

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フェリーは1階部分と2階部分があり、1階の屋内に入るのにはボタンを押してドアを開けるようでした。

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中は広々。冬などはここにいないとなりませんから、当然ですね。自動販売機があり、なんだか日本の昔の連絡船のような雰囲気です。

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2階へ上がってみます。ここから見るケベックシティの眺めは、なかなかのもの。景色を見ていたら、あっという間に LEVIS に到着です。

ブラブラ歩いて目的のパブを見つけましたR9260111

名前は、Le Corsaire Microbrasserie(http://corsairemicro.com/)。いわゆる観光地にあるそれとは違う、完全にローカルのパブです。宿泊客にわざわざフェリーに乗らないと行けないパブを紹介するっていうのが、なかなか興味深いところです。またそういうシチュエーションを面白がって来るというのも、また一興。

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パティオにはたくさんの人がいましたが、残念ながら昼食の時間は終わってしまっていて、ビールだけ。ケベックビールを飲みましたが、お腹がとても空いていたので、チップスか何かでもないかと聞きましたが「ない」と。残念でした。それでもパティオの雰囲気はよかったです。ちなみにお食事が出る時間は午前11時〜午後2時と午後5時〜午後10時まで。予定を立てずにふらりと立ち寄ると、こんなことも起きてしまいますが、まあいいでしょう。

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そのパティオの目の前に見えていたのが、LEVIS の昔のホームらしき建物。古い駅舎も残されています。かつてここは VIA鉄道が走っていたようで、建物の外壁には「VIA LEVIS」というプレートが残されていましたが、今は観光案内所として使われているとのこと。こういうものを壊さないで残しておくというのは、とても良いと思います。

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フェリー乗り場を改めて見ると、なかなか近代的で立派な建物でした。

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OPUS カードにも対応した近代的な改札ゲートシステムを見ると、このフェリーは通勤に使われているのではないかと想像できます。

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行きと同様に乗り込み、2階へ。美しい景色を見ながらのんびりとした時間が過ぎてゆきます。なんだか観光をしているという雰囲気ではありませんね。地元に住んでいるみたいです。埠頭に近づくと、観光クルーズ船が見えてきます。普通だったらあれに乗るところでしょう。実際ホテルで話を聞く前は、これに乗ってもいいかな? と思っていたくらいでした。1時間半のガイド付きで約40ドルになります。一方フェリーはガイドなし。のんびり景色を見ながらの12分で7ドル10セントは、お得だと思います。

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【VIA鉄道乗り方】賢いVIA鉄道キップの選び方・買い方(トロント〜モントリオール編)

トロントから鉄道を使って小旅行でまず思いつく街、モントリオール。今回はVIA鉄道を使って旅をした経験を踏まえて、チケットの種類や値段について書いてみます。

この記事の目次

列車の本数と運行状況

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VIA鉄道は、北緯49度線に沿うようにカナダ国内を東西に結ぶ大きな鉄道のネットワークを持っています。VIA鉄道の本部があるモントリオールは、この国における鉄道の発祥地。ここを含むケベックシティからウインザーまでの区間をコリドー(CORRIDOR)と呼び、最も頻繁に列車を運行している路線になります。

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上記は夏のトロント発モントリオール行き、週末のスケジュール(2018年8月調べ)。

列車番号 出発 到着 時間
#60 午前6時40分発 午前11時57分着 5時間17分
#62 午前9時20分発 午後2時20分着 5時間
#64 午前11時半発 午後4時58分着 5時間28分
#66 午後3時15分発 午後9時49分着 5時間34分
#668 午後5時57分発 午後10時56分着 4時間59分

表にまとめてみました。ホテルへのチェックインを3時として、タイミング的には#60/#62がちょうどいい感じになります。従って格安エスケープ料金はこの列車から売り切れて行きます。

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上記はモントリオール発。

列車番号 出発 到着 時間
#61 午前6時37分発 午前11時41分着 5時間17分
#63 午前8時半35分発 午後2時7分着 5時間12分
#65 午前11時発 午後4時17分着 5時間17分
#67 午後3時45分発 午後8時39分着 4時間54分
#669 午後6時30分発 午後11時33分着 5時間3分

こちらも表にまとめてみました。モントリオールでたっぷり遊んで帰ることを考えると、最終の #669 に乗ることになります。その場合トロント着は深夜になるので要注意。

本数はそれほど多くないので、旅程に合った列車を事前に選んでおくことは大事なポイントになります。

キップの値段

次に、モントリオール行きの料金を詳しく見てみましょう。

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料金の調べ方はこのトップページから見るか、左側のFrom/Toにトロント/モントリオールと入れて料金を表示させるかのどちらかでわかります。例として、今ブログを書いている日付から1週間後(2018年8月11日)指定で料金を出してみます。

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トロント〜モントリオール間の料金体系は、エスケープ(格安:ESCAPE)、エコノミー(普通:ECONOMY)、ビジネス(BUSINESS)の3種類。エスケープ以外のプラスは、キップの変更や払い戻しを手数料無料という特典をつけた商品です。

座席とサービスについて、エコノミーとビジネスでは大きな違いがありますが、エスケープはエコノミーの一部の座席を格安で出している商品のため同じ扱いになります。

夏の観光シーズンでは1週間後でもこのように料金はかなり高く、本来格安のはずのエスケープがエコノミーと1ドル差になっていて、格安の意味が無くなっていますね。

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これは1ヶ月後の同じ週末を指定した場合。エスケープは本来の$48に戻っています。これが公式ウエブサイトに表示されているエスケープの宣伝料金の仕組みです。

VIA鉄道でキップを買う場合、その価格は予約状況によって変動することは覚えておきたい重要なポイントです。

サービスの違いを理解しておく

3番目のポイントは、キップによる座席とサービスの違い。平均5時間にも渡る長旅ですから、快適に過ごしたいものです。

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まずコリドーを走る列車の魅力は、すべての車両に無料Wi-Fi(インターネット)が標準的に装備されていること。

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パソコンやスマホで、VIA_WIFIを選択すると列車の便名と乗車クラスを入れるログイン画面が出てきます。ネットが常時無料で使えるのは今どきのあり方としては便利と言うべきでしょう。

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エコノミー(エスケープ)席での食事や飲み物は、有料で車内販売(ワゴンサービス)が回ってきますのでそれを利用します。

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メニューは座席にあり、サラダやサンドイッチなどあらかじめパックされた食べ物、コーヒーや紅茶、ビールなどアルコール飲料の提供もあります。なおコーヒーをは2ドル50セントです。

ビジネスでは駅のラウンジサービスが利用できます。コーヒーやソフトドリンクの用意があります。

車内はゆったり目の座席。飛行機でお馴染みのスタイルで最初に飲み物のサービス、その後お食事が無料提供されます。(メニューはここです

こうしたサービスの違いを良く理解しておくことも、キップを買う際の重要ポイントです。

キップの買い方・使い方

キップの種類やサービスについて理解したところで、最後にモントリオール行きのキップを買ってみましょう。

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購入方法は、VIA鉄道駅(トロントの場合はユニオン駅)のカウンターで係員と相談しながらと、オンラインで公式ウエブサイトからの2種類あります。

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いずれの方法にせよ、まずはウエブで料金をチェックすることをオススメします。直近のものは乗りやすい時間帯から順番にエスケープが売り切れて、エコノミーもMAXまでの値段になります。人気が高い列車は料金が上がりますから、乗車率が下がる事前予約が安い価格でチケットを入手するコツになります。

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便数も多く料金が変動するのは、トロント〜モントリオール間はなかなかの人気路線だから。先ほどより1週間先の日程で料金を検索してみると、エスケープはまだ残っていますね。

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さらに1カ月後の週末土曜日の料金表示してみました。VIA鉄道と乗客の料金をめぐるせめぎ合いが、興味深いですね。エスケープは一旦買ってしまうと変更する場合手数料が半額ぶん取られてしまいます。

昔はオンラインで買っても、駅のキオスクにある端末で黄色いチケットを出力してくれましたが今はこのサービスはなくなり、白い紙に予約情報とバーコードが印刷された紙が出てきます。

スマホを持っている場合は、アプリで買うとプリントが必要ないので大変便利です。ウエブチケットはアプリで表示する以外に、Apple Watch にも対応しています。チケットは下にスクロールするとバーコードが出てきますので、係員に提示します。

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このバーコードを、ホームに入る所にいる係員がスキャンして入場という流れになります。スキャナーは係員が手に持っているタイプで、バーコードがはっきり見えればどんな媒体でもエラーなくスキャンされます。この辺は飛行機の搭乗時と違ってスムーズです。

結論

長くなりましたが、ポイントをまとめると以下の3点になります。

・早めに手配をすることで、格安料金を狙う
・情報はウエブサイトを活用
・オンラインで買うとスマホでチケットを表示できるので便利

特にカナダでは、スマホを使ったオンラインでの予約・注文が急速に普及しています。クレジットカード決済になるので、旅先ではホテルや公共のWifiではなく独自に用意したネット接続が必要ですが、予約を出発前に済ませておけば心配はないでしょう。

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【カナダ鉄道旅】8時間半かけてVIA鉄道でケベックシティからトロントへ戻る

トロントからケベックシティ間は、約800キロ。交通機関は飛行機か鉄道、クルマの3種類です。今回の旅行で行きは飛行機を使い約1時間半で到着しましたが、帰りは VIA鉄道を使ってみました。かなり時間はかかりますが、乗ってみて分かったことも多かったので、そのことについて書いてみたいと思います。

この記事の目次
ケベック発モントリオール行き

モントリオールとトロント間に鉄道が開通したのは1856年のこと。モントリオールとケベックシティが繋がったのも同じ時期です。当時東部カナダはイギリス資本の鉄道投資熱に浮かされていたため、たくさんの路線が誕生していましたが、カナダ鉄道史の中でもこの路線は中心的な役割を果たしてきました。

カナダ史を学ぶ過程でいつかはトロント〜ケベックシティ路線に乗ってみたいと思っていましたので、今回それが実現したというわけです。

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出発駅はすでに下見を済ませたパレス駅。乗車したのは、この日の一番列車午前7時45分発の列車番号23モントリオール行き。

今回の乗車の全体像を Google Map で表示させてみました。

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荷物は機内持ち込みサイズのキャリーケースと小ぶりなリュック。大きな旅行用スーツケースを持っていると、係員がやってきて手続きをしてくれますが、私は見るからに軽装なのでスルーです。

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ホームに入ると、鮮やかなブルーの車体がホームに停車していました。

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これは2002年に投入された、ルネッサンスというタイプの車両。エコノミーの車内は2+1。私の座席は一人席。

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このルネッサンス車両は、椅子の下に斜めに差し込む形で機内サイズのスーツケースが入ります。

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足元はこんな感じ。ゆったりサイズで、右側には電源があります。

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テーブルはかなり重い鉄製。こうやって引き出します。重さといい引き出すアクションといい、エアカナダのB777のビジネスクラスと似ています。まず小さなテーブルになり、

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さらに開くと、けっこう大きなスペースが出現。ラップトップを置いてみました。テーブルの広さとこうしたギミックは、エアカナダB787のビジネスクラスと似ています。

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フットレストもあります。なぜこういう車両がここに使われているのかと考えていたら、その答えは割とすぐ見つかりました。

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最初の停車駅(Sainte-Foy=セント・フワ)でスーツでばっちり身を固めた大勢のビジネスマン(ウーマン)が乗り込んできたのにはびっくり。コリドーはビジネス用途で使われる路線とは聞いていましたが、まさかケベックシティ〜モントリオール間がこういうことになっていたとは。

私が乗ったのが月曜日の朝、モントリオール着が午前11時9分の便だったこともあるのでしょうか、皆さんテーブルの上にラップトップや iPad を出して、時折携帯を取り出しては小声でなにやら話をしている姿は、さながらオフィスのよう。セント・フワを調べてみると、ケベックシティが観光の街だとするとここは経済の要となる街だということ。乗車してきた彼らがどういうワーキングスタイルなのかはいまだ不明ですが、月曜の朝の便でモントリオールへ向かうというのは、おそらく本社へ出張するのだろうと理解ができるわけです。

鉄道で約3時間半をかけてモントリオールへ行く理由を考えるに、かなり頻繁に往復していることを前提に考えると、飛行機よりも圧倒的に安い交通費が一つ目。Wifiが使えますから、乗っている間基本的な仕事はできるという環境が二つ目。時刻表を見ると平日は5往復もしていますから、こういった利用客にこの路線が支えられていることは間違いなさそうです。

列車はオフィスのような様相を呈しながら、セント・フワ駅を出ると間もなくセントローレンス川を渡ります。

実はこのブログを書くまで、この路線はずっとセントローレンス川に沿って走るものと勘違いをしていました。調べてみると、列車はフェリーで行った LEVIS の街をかすめるように南下し、Charny に停車した後は西に進路を変えてまっすぐモントリオールに向かうルートを取っています。フェリーで訪れた時に見たかつてのVIA鉄道が通っていた LEVIS の駅があんな所にあった理由がようやくわかりました。

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列車はセントローレンス川を渡り、モントリオールへと入ります。

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3時間半の旅が終わり、ここからさらにトロントへ向かうため一旦列車を降りて乗り換えです。直通があればと思いますが、ケベックシティ線だけは独立しています。

モントリオール発トロント行き

ここからの列車は、直近のものとしてはオタワ経由の55番列車が12時50分発で接続しています。次いでキングストン経由の67番列車が3時45分発。もともとの計画はモントリオールで買い物をするため4時間後の67番列車を予約していました。幸か不幸か買い物はケベックシティですべて終わっていましたが、朝も食べていなかったので食事を取り少し駅で休憩しながら時間を潰して、予定通りの列車で帰ることにしました。

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時間になったので、列車に乗り込みます。思えばコリドーパスを買ってから今まで、列車が遅れたりキャンセルになることは一度もありませんでした。ドアにはWifiのマークがあります。つながっているというのは、何かとありがたいものです。

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始発ですから、空席が目立ちますね。観光シーズンはもう少し先。5月中旬は時期としてはまだ早いですから、この時期の旅は混雑を避けられるという利点があります。確かに青空のもと綺麗な景色を見るという旅の楽しみ方はありますが、景色にそれほどこだわらなければ、移動もホテルも値段が安いシーズン前に来るというのもアリですね。

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頭上の荷物入れは、MUJI キャリーケース(小)がすっぽりと入ります。

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ここからトロントまでは、約5時間。どこの街も発展して行き、数年で景色が変わってしまうのは見慣れた光景。カナダがフランスとイギリスの植民地として国としての基礎を作ってきたことは歴史が物語っていることですが、特に鉄道の導入はイギリス産業革命の強い影響下にありました。草原地帯を走る車窓からの風景を見ていると、当時の人々も同じようにこんな景色を見ていたのだろうかと想像するのも楽しいものです。

カナダの国土は広い。鉄道は東部カナダから始まり、建国時に西へと延長して行きました。その鉄道史の開拓時代を感じることができるのが、このケベックシティ〜トロント線(コリドー)なのだということを考えると、ここを鉄道で旅する意味も見えてきます。

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トロント到着は午後8時34分。ほぼ予定通りでした。

結論

朝7時45分にケベックシティを出発し、途中休憩がありましたが午後8時34分にトロント着ですから、途中乗り換え休憩も含めると合計約13時間の鉄道の旅をしたことになります。

体力的にはなかなか大変でしたが、こういう旅はめったにできないもの。とても思い出に残るものとなりました。

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VIA鉄道で買えるレイルパスの種類とキャンレイル・パス(CANRAIL PASS)について

トロントを起点に短期間で東部カナダを複数回往復する予定があったので、CANRAIL PASS(キャンレイル・パス)の中にあるコリドーパスを買ってみました。なお、表示されている料金は2017年のものです。

この記事の目次

キャンレイルパスについて


キャンレイルパスはVIA鉄道のレイルパスの一つで、他にも様々なキップのタイプがあります。

種類 内容
ビジネスパック モントリオール〜トロント/トロント〜キングストン/オタワ〜モントリオールの3つの区間限定。片道切符を30/50/100枚分
ユース・サマーパス 12歳〜25歳限定で、VIA鉄道カナダ全路線乗り放題
無制限学生パス 12歳〜25歳限定(要学生証)あるいは26歳以上(要ISICカード)で、コリドー(キングストン〜ウインザー間のみ)を乗り放題
キャンレイルパス
〜ネットワーク
カナダ全路線の、片道7/10キップ
キャンレイルパス
〜コリドー
ウインザー〜ケベックシティ間の、片道7/10キップ
VIA 6パック 12歳〜25歳限定(要学生証)あるいは26歳以上(要ISICカード)で、コリドー(キングストン〜ケベックシティ)あるいはオーシャン(モントリオール〜ハリファックス間)の2駅を予め決め、6回片道キップ
コミューターパス トロント〜コボーグ/トロント〜ブラントフォード/トロント〜オシャワ間の通勤用、片道20キップあるいは10往復キップ

ここでご紹介するキャンレイルパスはネットワーク(カナダ全土)/コリドーの2種類があります。コリドーとは、VIA鉄道が運行するウインザー〜ケベックシティ間の路線名。通常だと乗車するごとにキップを買うわけですが、キャンレイルパスは指定したエリア内なら指定回数自由に乗れる回数券キップになります。

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コリドーパスは2種類、合計7回と10回乗車(片道)があり、7回パスの料金は299ドル(税別)。7で割ると1回が約43ドル。これはセールとして出している正規格安料金のEscape(エスケープ)と同額で、これで7回乗れる回数券を買った、と理解して良いと思います。

エスケープとは、エコノミー席を格安で乗車できるキップのこと。遅くとも乗車時の数週間あるいは1ヶ月以上前から予約していないと取れない人気の格安キップです。

コリドーパスを買う利点は、いつでもこの料金が確約されていること。例えば前日であっても、エコノミーに座席に空きがあればエスケープと同等の格安料金で乗ることができるのです。

キャンレイルパス公式ウエブサイト:
https://www.viarail.ca/en/fares-and-packages/rail-passes/canrailpass

21日間有効で、どんな使い方があるでしょう?

このパス購入にあたって、3つの大きな決まりがあります。それは

1)最初に列車に乗った日を起点に、有効期限が21日間と決められている
2)最初に乗る列車は、パスを買う日に決める
3)乗れる座席はエコノミー(あるいはエスケープ)のみ

21日間で7回VIAに乗り、コリドー路線で旅をすると考えた場合、以下のようなルートを考えることができるでしょう。

(1回) トロント〜オタワ
(2回) オタワ〜モントリオール
(3回) モントリオール〜ケベックシティー
(4回) ケベックシティー〜モントリオール
(5回) モントリオール〜トロント
(6回) トロント〜ナイアガラ
(7回) ナイアガラ〜トロント

鉄道を使って東部カナダの主要な観光地を周遊気分で旅することを想定してみると、7回はちょうど良いのですね。全行程を鉄道で移動し、総額299ドルで済ませることができるというのは、魅力です。

パスの買い方

私の場合、最初にパスの仕組みが良くわからなかったので、ユニオン駅のチケットカウンターに行き、係員から説明を受けた後に一番安い基本料金のコリドーパスを選び、チケットを手にしました。

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渡されたのは2枚綴りと3枚綴りの2組のチケット。金額は、299ドルの定価に税金がついて337ドル87セント。上の2枚綴りがCANRAIL PASS本体で、下の3枚綴りは左から、レシートとモントリオール往復のチケット2枚になっています。乗車券はその都度発行されますが、2枚綴りで最初に発行されるパス本体は予約に必要なパス番号が書かれていますから、旅行中は常に持ち歩いている必要があります。これが駅で買った場合。

パスはオンライン上で買うことができ、パスのシリアル番号をウエブやアプリで入れるとオンラインで予約/変更ができます。

キップの変更方法

無事旅行をスタートさせたのですが、最初のモントリオールから戻る帰りの便を変更する際、中央駅に先ほどのチケットを全部持って行き1本早い列車に変更してもらいました。。

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「キャンレイルパスを持っている」と言えば、出発前であれば無料で変更してくれます。バランスは5のままです。この数字が、チケットを買うたびに減ってゆきます。

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紙のチケットは左が領収書、右が乗車券本体という形で発行されます。乗車に必要な情報は、乗車券右上の赤い四角で囲われた英数字になります。この乗車券の場合は、「VIA 067 5 7B」は順番に、列車番号が67便(駅で何番線ホームになっているか確認する時に必要)、車両番号は5(実際の車両表示は6005など4桁)、座席は7B(4列で、A窓際B通路側、C通路側D窓際)です。

乗車券の真ん中から下の方に書いてある文字ですが、

BEFORE DEPARTURE:REF & EXC ALLOWED(出発前の払い戻し、便の変更可)
AFTER DEPARTURE: NO REFUND & NO EXC(出発後の払い戻し、便の変更不可)

こうなります。この日は定刻の3時45分きっかりに出発し、トロントに着いたのは8時半でしたから、定刻より4分早く着いたことになります。冬季は天候などの理由で遅延することもありますから、あまりスケジュールを詰め込みすぎないようにすると快適な旅ができます。

VIA鉄道ウエブサイト:
http://www.viarail.ca/en(英語)
http://wcs.ne.jp/via/(日本語)