早春のケベックシティ、フェリーで地元パブへ

久々のケベックシティ。今回は、特に準備をせず宿泊したホテルで「美味しいケベック・ビールを飲みたいんだけど・・」と聞いて、オススメのパブに行ってみました。

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有名な観光地巡りじゃない旅を、と地図を広げてココと言われたのは、聞いたこともない対岸の街 LEVIS でした。「フェリーに乗って、歩いたらすぐ・・・」という非常にざっくりとした情報で、ビールを飲むのならここのパティオがいいと強く勧めるので、早速出かけることにしました。

モントリオールでも街の観光案内所に行って聞いたりする経験から、こうした情報は人によって玉石混交で「さて、この人の言っていることに従って数時間を過ごす価値はあるだろうか・・・」と考えるのも楽しみ。今回は乗ってみることにしました。理由は特にありませんが、話している時に感じた人柄でしょうか。

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ホテルに着いたばかりで自分のいる場所も定かではない中、土地勘をつかみたいという気持ちの中で思い歩き始めると、宿泊している場所が有名なシャトーの真裏だということがわかり、がぜん位置関係が分かってきます。フェリー埠頭を上から確認。フニキュラ(Funicular)というケーブルカーのようなものでローワータウンを経由し、もらった観光地図を頼りにフェリー乗り場に向かいます。

フェリーに乗り、知らない街へ

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これがフェリー乗り場の建物。Traversiers という会社が運行しているフェリーです。正式名はケベック州政府が親会社の The Société des traversiers du Québec (STQ) 。幾つもの路線を持っていますが、ケベックシティと LEVIS 間は1キロを12分で結びます。スケジュールは30分間隔のようです。

ウエブサイトを後で見たら、こんなムービーが上がっていました。冬に乗ってみたいですね。
https://www.traversiers.com/en/home/

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入り口のパネルはすべてフランス語ですが、フェリーと人の絵が書いてありますから、ここが人の乗り場であることがわかります。

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ここを入り乗り場がある2階に上がると、Leifur Eiriksson という人物を記念するモニュメントがあります。説明文を読むと、カナダは紀元1000年にアイスランド人の冒険家エリクソンによってカナダが世界で初めて「発見」されたという伝説が披露されています。実際バイキングがカナダにやってきたのが同じ頃。ランス・オ・メドーの海岸に朽ち果てた小屋があり世界遺産になっていますが、こうした史実がエリクソンの伝説を真実の物語と考える理由にもなっています。

このモニュメントは、ケベック市制定400周年を迎えた2008年にアイスランド共和国の大使によりケベック市との友好の証として寄贈されたものだそうです。カナダがヨーロッパ人の入植地となったのは16世紀のこと。歩いていると、こういうものに出会うところが面白いですよね。

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このモニュメントの先にチケット販売の窓口があります。

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往復を買います。片道$3.55ですから、往復で$7.10払っていますね。キャッシュあるいはVISAのみです。

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しばらくするとフェリーがやってくるのが見えます。

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買ったチケットは、こういう改札でスキャンして中に入るようになっていました。赤く光っている所にチケットを差し込むと、バーコードをスキャンするというわけです。OPUS カードも使えるようでしたから、モントリオールで買ったのを持って来ればよかったと悔やんでも後の祭。家に置いてきてしまいました。ケベックはモントリオールと公共交通機関のスマートカードが共有されていました。

いよいよ乗船

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このルートに就航しているのは、N.M. Alphonse-Desjardins と N.M. Lomer-Gouin の2隻。乗船したのは、1971年建造の Alphonse-Desjardins。全長約66メートルのフェリー船は590人乗りでクルマは54台収納可。大型船です。

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フェリーは1階部分と2階部分があり、1階の屋内に入るのにはボタンを押してドアを開けるようでした。

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中は広々。冬などはここにいないとなりませんから、当然ですね。自動販売機があり、なんだか日本の昔の連絡船のような雰囲気です。

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2階へ上がってみます。ここから見るケベックシティの眺めは、なかなかのもの。景色を見ていたら、あっという間に LEVIS に到着です。

ブラブラ歩いて目的のパブを見つけましたR9260111

名前は、Le Corsaire Microbrasserie(http://corsairemicro.com/)。いわゆる観光地にあるそれとは違う、完全にローカルのパブです。宿泊客にわざわざフェリーに乗らないと行けないパブを紹介するっていうのが、なかなか興味深いところです。またそういうシチュエーションを面白がって来るというのも、また一興。

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パティオにはたくさんの人がいましたが、残念ながら昼食の時間は終わってしまっていて、ビールだけ。ケベックビールを飲みましたが、お腹がとても空いていたので、チップスか何かでもないかと聞きましたが「ない」と。残念でした。それでもパティオの雰囲気はよかったです。ちなみにお食事が出る時間は午前11時〜午後2時と午後5時〜午後10時まで。予定を立てずにふらりと立ち寄ると、こんなことも起きてしまいますが、まあいいでしょう。

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そのパティオの目の前に見えていたのが、LEVIS の昔のホームらしき建物。古い駅舎も残されています。かつてここは VIA鉄道が走っていたようで、建物の外壁には「VIA LEVIS」というプレートが残されていましたが、今は観光案内所として使われているとのこと。こういうものを壊さないで残しておくというのは、とても良いと思います。

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フェリー乗り場を改めて見ると、なかなか近代的で立派な建物でした。

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OPUS カードにも対応した近代的な改札ゲートシステムを見ると、このフェリーは通勤に使われているのではないかと想像できます。

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行きと同様に乗り込み、2階へ。美しい景色を見ながらのんびりとした時間が過ぎてゆきます。なんだか観光をしているという雰囲気ではありませんね。地元に住んでいるみたいです。埠頭に近づくと、観光クルーズ船が見えてきます。普通だったらあれに乗るところでしょう。実際ホテルで話を聞く前は、これに乗ってもいいかな? と思っていたくらいでした。1時間半のガイド付きで約40ドルになります。一方フェリーはガイドなし。のんびり景色を見ながらの12分で7ドル10セントは、お得だと思います。

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