【2019年版】トロント PRESTO(プレスト・カード)の使い方・乗り方の基本
トロントの中心部ダウンタウンは、主要な場所には徒歩で行けてしまうほどコンパクト。市内全域には、公共交通機関(トロント TTC)の地下鉄・バス・ストリートカーの3つがネットワークのように繋がっています。
今回は、トロントTTC乗車時に必要なプレスト・カードの基本についてまとめてみました。
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プレストカードを買う
トロント TTC は、プレストが発行するスマートカードを乗車券として使用しています。カードは地下鉄駅の改札口にある自動販売機か、市内のショッパーズ・ドラッグマート(店舗は限定される)で買うことができます。

これまでカードは数種類のデザインが発行されてきましたが、2019年現在は左上のブラックカードで統一されています。もちろん過去のカードも有効期限内であれば使用可能です。

地下鉄駅改札口付近にはこうした機械が並んでいますが、左の大型のものが多機能機で、右はチャージ専用機です。

多機能機でできることは、以下の3つ。
・プレストカードを買う
・チャージする
・定期券を買う

多機能機/チャージ専用機ともにタッチパネル式、支払いは多機能機はクレジットカード/Apple Pay/キャッシュ、チャージ専用機はクレジットカード/Apple Pay対応です。
プレストカードを使う
プレストでできることは、以下の5つ。
・TTC 地下鉄駅改札
・TTC バス乗車口(前後)
・TTC ストリートカー乗車口(前後)
・空港鉄道 UP EXPRESS 乗車
・GO 近郊鉄道/バス 乗車
まずは 空港鉄道 UP EXPRESS から。

スーツケース1個の気軽なひとり旅なら、トロント国際空港に到着後「Train to City」のサインに従って鉄道でユニオン駅へ向かうと時短になります。その際、空港駅ホーム入り口にあるこの機械でプレストカードを購入すると、後々便利です。

空港駅には改札がなく、この端末に買ったカードをタップし、この表示が出たら乗車できます。

終点のユニオン駅で降りたら、出口付近にあるこの端末を探してください。

UP Express は下車駅でもう一度タップする必要があります。これで料金が確定します。
次は TTC での使い方をご紹介します。

上の写真は、地下鉄駅。大きな駅は、このように改札口に端末がたくさん並んでいて、プレスト多機能機も数多く配置されています。

TTCは一律料金のため、タッチは乗車時のみ。緑のカードリーダーの上で確実にタップしないと認識しないので、日本のようにバッグの底に入れた財布の中のSuicaをバッグごとタッチ、などということは絶対無理です。

実は地下鉄駅の自動改札機は、日本と同じ入り口と出口が共用。ディスプレイが緑になっていれば、出口として使えるというサイン。そのまま(カードはタップせず)出ます。

上の写真はストリートカーの端末。全ドアに設置されていますので、乗車時だけタップし、降車時は何もせずに降ります。バスも端末は同じ形ですが、前乗り後ろ降りなので必ず運転席の側にある端末をタップします。
なお、プレストの場合指定がない限り乗り継ぎ(地下鉄→ストリートカーなど)の場合、乗車時に次々とタッチすることでシステム側が判断して2時間は乗り放題になります。
プレストの今後
システム運営会社によると、今後はクレジットカード&銀行デビッドカードをプレストと併用するシステムを導入するとのこと。

これはすでにバンクーバーやロンドン(イギリス)で運用されているスタイルですね。写真は先日バンクーバーを訪れた際に Apple Pay でクレジットカードを表示させ乗車した際に撮ったものですが、トロントでもこのような乗車方法が可能になる日が近いということなのでしょう。
ブログまとめ
これまでプレストについて書いたブログリストを、参考までにご覧ください。
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