【トロント101】海外で長期滞在時の現金取り扱いと銀行口座開設について知っておくべきこと

トロントは、観光よりも長期滞在、留学、移住に適した街。私も20年住んでいますが、ちょうどキリがいいので、生活にまつわる話題を101(基礎知識)として何回かに分けて書いてみたいと思い立ちました。

今回はお金と銀行のお話です。

この記事の目次

現金の持ち込みは少額でも可能な理由

日本から最初にカナダに来る時、どれくらい現金が必要か/どうやって持ち込むか? は大きなテーマの一つですよね。

私の場合、当時は現金あるいはカナダドル建てトラベラーズチェックが全盛期で、これが最も安全と言われていました。しかしながら、2014年3月で発行停止となり現在は使われていません。

税関の規定では、1万ドルを限度として現金の持ち込みは可能です。ただし、このような多額の現金を家のどこかにしまっておき、必要に応じて財布に入れて持ち歩くというスタイルはカナダの生活習慣には合いません。

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トロントはキャッシュレスが進み、カード社会。現金が多用される日本とは違ったお金の文化の中にあります。

従って、こちらで支払いができるカードを用意し必要最低限の現金を持ち込むという方法が現実的です。

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また日本円をカナダドルに換金する場合、銀行ではなく上の写真(Atrium on Bay内)のような手数料の安い街の両替商を使う方法を活用したいですよね。滞在日数にもよりますが、生活費だけであれば数万円単位の現金があれば十分足りると思います。

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実際私が毎日使っているサイフはこんな感じ。カードは銀行のデビットと地下鉄やバス・ストリートカーに乗るときに使うプレストのみ。

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あとは少量の現金のみ(この時は22ドル)。デビット・システムがダウンすることはほとんどありませんが、中華系のスーパーやパン屋では現金なので・・・

 

3ヶ月程度の場合はビザデビットが便利

例えばトロントに短期留学の場合は、出発前に業者を通して事前一括で下記の大きな支払いを済ませてしまい、持ち込み現金を減らしてしまいましょう。

・往復航空券
・家賃

その上で、以下の3種類のカードのうち2枚を使えるようにしておけば、トロントで安心して生活することができます。残高管理が簡単で入手のハードルがクレジットカードより低い、日本のビザデビットはおすすめです。

・海外対応の銀行カード(キャッシング用)
・ビザデビット(普段使いの支払い用)
・クレジットカード

トロントでは、デビットが大変普及しています。ちょっとした買い物の場合、100ドル以内であればカードを端末にかざすだけで支払いが終了するので、店員に渡したり暗証番号を見られたりすることなく買い物を済ませることができます。

よく立ち寄るコーヒーショップ(スタバなど)の支払いは、プリペイドカードにお金を入れておき、デビットの使用頻度を減らしていきましょう。

便利なデビットで気をつけたいのは、この使用頻度。日本発行のビザデビットをこちらで使うと、1回につき100円程度(週5回/3ヶ月=60回とした場合6000円)の手数料が発生しますから、自分の生活パターンの中で少ない回数でカードを効率的に使う方法を見つけ出すことが大事になるでしょう。

こうすることで、日本からの滞在者であっても、デビットを上手に使って現金をに触ることなく毎日の生活をすることができます。

1年以上なら銀行口座を開設

長期(1年単位)の場合、アパートやコンドミニアムなど住居を借りる時に小切手を発行するためには銀行口座の開設が必要です。直接テラー(窓口)での手続きになりますが、身分を証明する2種類のIDを持参すれば外国人でも問題なく口座は開設できます。

・政府発行の写真付きID(日本国籍のパスポート)
・現住所を証明するもの(本人名義のアパートやコンドミニアムの契約書)

開設後すぐ、発行されたテンポラリーの銀行カードを使いATMで暗証番号を作りますので、あらかじめ用意しておいた数字4桁の暗証番号を持って銀行に行くことをお勧めします。

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これがテンポラリーに発行される銀行カード。実際はブランクになっている場所にカード番号と名前が手書きで書き込まれています。

手続きはこの後、オンラインバンキングのパスワード設定へと進み、書類とカードが渡されて終了します。

便利なデビット

銀行カードはデビットカード機能がついていて、トロントのほぼ全てのスーパーや商店に置かれた端末で支払うことができます。

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トロントのデビットシステムは、1984年にロイヤルバンクをはじめとする銀行が中心となって立ち上げたInterac(インタラック)というカナダ独自の方式を取り、現在に至るまで広くカナダで普及して来ました。

こちらで現金を持ち歩く習慣があまりないという理由は、銀行口座を作った時に渡されるカードにはすべてインタラックが組み込まれていることで普及してきたことによります。

当然カードを使う頻度によって手数料を払いますが、これは口座手数料の中に組み込まれているので、契約時に自分に合ったオプション(あるいはオプションに合わせてカードを使う)を選ぶ必要が出て来ます。

オススメは、事前にしっかり予習をしておくこと。例えば20年間使っているロイヤルバンクの場合は、以下のようになっています。

月の手数料が一番安い Day to Day($4)アカウントの場合、デビットカードの利用回数(商店などでの支払い)は12回まで無料、これを超えると1回につき$1がチャージされてきます。

余裕と思える12回は、実際使って行くとすぐオーバーしてしまうんですね。それほどトロントにはデビットは浸透しているキャッシュレス社会だということでもあります。使い方にもよりますが、一つ上の No Limit($10.95)にしておくと、回数無制限でデビットが使えるので安心です。

トロントでは銀行に行かない、が当たり前

トロントの銀行はこの他、ATMが一番多いトロントドミニオン(TD)、バンクオブ・モントリオール(BMO)、スコシアバンクなどがあります。昔はATMの多さがセールスポイントでしたが、今は銀行に行く機会はほとんどありません。

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これまで ATM やテラー(窓口)でしかできなかった下記のような手続きが、Webあるいはスマホアプリでできるからです。特にスマホアプリは強力。

・残高照会
・小切手(Personal Cheque)の入金
・口座間の現金の移動
・国内の送金
・公共料金の支払い

これらを銀行に行かずに行うための口座番号に紐付けされたオンライン・アカウントは、口座開設時に作成され、その時作ったパスワードを使ってログイン後に、自分独自のパスワードを設定します。こうすることで、パソコンやスマホを使って口座に直接アクセスできるようになります。

クレジットカードの申請とクレジットスコア

トロントで仕事が始まり定期的に収入が口座に入ると、クレジットカードの申請ができるようになります。その際に重要なのが、「クレジットスコア」と呼ばれる信用情報。

例えば、家を借りる/銀行ローンを組む(クルマや家を買うなどの必要がある時)など、他人が我々の経済状況を知る方法として、このスコアを参照します。私も一度だけ自分のクレジットスコアをみたことがありますが、銀行の利用履歴(収入や支払いの状況など)が細かく分析され、10枚程度のレポートの最初に点数がつけられていました。

ほとんどがこうしたスコアを積み上げ、一定の信用が得られた段階でクレジットカードを持てるようになる、という具合です。限度額が利用履歴によって上がって行くのは日本と同様。

デビットカードはほぼ現金として使う一方、クレジットカードは種類によっては様々なポイントがつきますから、カナダに移住する予定があるのであれば、こちらでクレジットカードを入手するとでさらに生活がしやすくなるのは間違いありません。

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