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【自作キーボード】Gherkin をいろいろソケット化して分かったこと

キーボードを自作する際、キースイッチ/Pro Micro をソケット化しておくとパーツを効率的に使い回すことができると聞いたので、やってみることにしました。

キースイッチのソケット化

用意するものは、

Gherkin の Cherry MX 用基板

ソケット化に必要な Holtite Sockets は、Digi-Key(https://www.digikey.jp/)で購入。私が買った品番は「8134-HC-8P2」。上記公式サイトから品番検索をすると出てきます。こちらは材質が金ですが、錫鉛版は 8134-HC-8P3 という型番で若干単価が安くなっています。

サイトは日本語化されていますが品物はアメリカからの個人輸入になりますので、為替での定価の変動と共に送料がかかります。この時は(2019年1月)1個38円25銭でしたが、5月現在では39円73銭(100個買った場合)でした。

難点は総額が6000円弱という値段の高さ。ソケット注文数を100にしたのは、一つのキースイッチに2個必要で、最小の Gherkin でさえ 30キースイッチX2=60個必要というのも頭の痛いところ。

ピンソケットの実装

ソケットは極小なので、ピンセットで摘んで作業します。

これを基板のキースイッチの穴に差し込みます。

差し込んだら、熱した半田ごてで上から軽く抑えつけます。感覚的には、基板の穴に熱着するという感じでしょうか。Gherkin の基盤はスルーホールになっているので、表側からコテを当てるとエッジが若干溶ける感じになります。これでしっかり固定されます。ハンダはいりません。

裏側にソケットが出てきますので、押してみてしっかりはまっているようだったらオッケー。グラついたり抜けたりしたら、もう一度半田ごてを当てます。これを全てのピンで行います。

終わったらキースイッチを差し込んで、動作確認。今回はプレートマウントなので、直接基盤に刺して行きます。当然ハンダ作業の必要はありませんので、差し替えは簡単にできてしまいます。

これで同じ Cherry MX 基板でソケット化をしておけば、キースイッチを沢山必要なくその都度抜いて使い回すことができます。

丁度 Drop で買ったZeal PC 製作の サクリオス(Sakurios)が届いたばかりだったので、これを使ってみることに。(https://zealpc.net/collections/switches/products/roselios_sakurios

全部で70個入りパックでしたが Gherkin に必要なのは30個。ソケット化したため、何かあれば取り外して別なキーボードに流用できる安心感ができます。

Pro Micro のソケット化

もう一つは、キースイッチよりも値が張る Pro Micro。キー配列のプログラムをしておき基板をソケット化しておけば、同じ Gherkin であれば複数の基板に使いまわすことができるという利点があります。

必要なのはソケット(24ピン)。秋月で一個50円で売っています。

真ん中に線ありと無しタイプがありますが、どちらでも利用可能。一点注意が必要なのは、取り付け前にUSB ソケットのじゃまにならないよう片方の支柱を切ります。

ペンチを使う場合のコツは、ある程度思い切ってスパッと切ると割れを防げます。

基本は Gherkin の基板を使う方法。裏側に先ほど準備したソケットをはめ、落ちないようにテープで留めておき、ひっくり返して反対側からハンダづけをしていきます。

使う予定の Pro Micro は、事前にパソコンと繋げてプログラムを焼き込んでおきます。

この Pro Micro もソケット化します。そのまま基板上で作業してもいいのですが、私の場合は Aitendo で買ったブランク基板に予めソケットをはんだ付けし、作業台としています。そのソケットに Pro Micro を置き、それぞれの穴に取っておいた使用済みダイオードの足を差し込みます。

しっかり差し込まれたことを確認したら、Pro Micro とダイオードの足をハンダづけしていきます。

終わったらソケットを抜き、基板上のソケットにはめ込みます。IC ソケット抜き専用器具を使わないと、ピンが曲がってしまいますのでそこだけ注意します。

ケース製作/スイッチ&キーキャップ着せ替え

最後にケースですが、アクリル板をカットしてもらいます。

その際、このように Pro Micro がケースの外側に露出するようにカットしておくと、取り外しがラクになります。

ソケット化の楽しみは、このように様々なキースイッチを自由に試せるところ。

Sakurios(サイレント・リニア)が気に入り、その関連で Zeal PC 製のサイレント・スイッチに興味が湧いていたところ、遊舎工房のオンラインショップに偶然 Blue Zilent が出ていたので早速5個ずつ購入。送料300円がありがたいですね。

徐々に種類が増えてきますが、ソケットなので無問題。

取り外しの際にはピンを不用意に曲げないように。そこだけ注意すれば、スイッチの種類を気にすることなく自由に感触を体験できるようになります。

唯一の問題点

唯一気になる点があるとすれば、ソケットピンが抜けること。基板にハンダごてを当てて熱で圧着しているだけなので、抜き差ししているとこんな風にスイッチに付いてきてしまいます。こんな時はもう一度ハンダごてを当てるか、微量のハンダを付けることで対応します。

この部分の改良は恐らくできないと思うので、あとは基板から配線をやり直して別なソケットに対応できるキーボードを作るしかないようです。

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自作キーボード

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